2020年03月一覧

運動神経について

今回は気になる方も多いと思いますが、運動神経の良し悪しについて書いていきたいと思います。

『生まれ持った身体能力』は、今回の場合は少し当てはまらない感じはあるとは思います。スポーツ万能な人や、体の不自由な方など様々ですからね。何を言いたいかというと、『努力すれば身体能力は上がる』ということです。逆を言えば『何もせずサボっていたら身体能力は下がる』ということになります。

つまりどういうことかと言いますと、『全身の協調性』がカギになっているんです。筋力は二の次として、まずはこの協調性がないと体は上手く動かせません。それにも姿勢の歪みは大きく影響します。

例えば『走る』どういうことを考えた時に、どうすると早く走れると考えますか? おそらく『腕を振る』『モモを上げて走る』というのがだいたいの回答になると思います。この2つを具体的に考えてみましょう。

まずは『腕を振る』から。確かに合ってます、ただ考え方の問題なんです。具体的には、『肩甲骨から動かす』というイメージに変えるだけで良いです。肩甲骨から動かすと、肩甲骨を背中に引き寄せ・引き下げてくれる筋肉達が働き、上半身が起きてきます。そうするとお腹が引き上がり、腹筋郡も働き始め体がぶれなくなってきます。

次に『モモを上げる』については、一番大事なのは『腸腰筋』(ちょうようきん)の働きを活性化させてあげるということです。ただそれには、前途の『肩甲骨が引き下がり上半身が起きてお腹が引き上がる』ということがまず大事になってきます。

その状態でないと腸腰筋はうまく働きません。そしてもう1つ大事なことがあります、これが非常に大切な考え方ですね。歩くときも走るときも一緒なのですが、

『足底で地面を後ろに蹴ることによる推進力で前に進んでいく』

これがめちゃくちゃ大事な要素です。皆さんは、歩くときも走るときも、脚を前に出そう出そうとしていませんか?実は身体の良い使い方としては、脚を後ろに蹴るようにしていくと、勝手に脚が前に進んでいく感覚になるんです。

モモの後ろ・お尻の筋力をしっかり使うことにより、骨盤が前傾になり結果的に腸腰筋が使いやすくなっていきます。こういった一連の流れにより『体の協調性』がでてきて、パフォーマンスが向上していきます。

こういったちょっとした工夫で劇的に歩き方や走る速度が変わっていくんです。ぜひ試してほしいです。まだまだ細かく書けばいくらでも書けますが、ざっくりとこれくらいの意識だけでも変化はでるはずです!もちろん筋トレも大切ですが、まずは使い方から変えていきましょう