二足歩行の良し悪し

大昔から生物は様々な逆境に立たされ、また、利便性をもとめ多様な進化を遂げてきました。今では人間は二足歩行が当たり前ですが、脚だけでバランスをとるのはかなり難しいんです。

実際、肩こり腰痛、膝痛、さまざまな症状がでてくるのもバランスがとりずらいからだと思われます。人間は前に歩いて進んで行くように作られています。後ろ歩きや蟹さんみたいな横歩きも可能ですが、それらはあくまでオプションのようなものです。

そして、前に折れやすく(前屈しやすいように)作られています。背骨の後屈にはしなりが限界があります。希に中国雑技団みたいな超人な軟らかさを持った人以外は ですが。。ま、前屈みになりやすくできているんです。

座った姿勢もよく見たら前に丸いですよね? なかなか背筋を伸ばしてピンッと座った人はいないです、てゆうか出来ないんです基本的には。たから身体の筋肉の出力や筋膜の引っ張りなどのバランスが崩れていくんです。

身体の中心軸、つまりインナーマッスルをいかに意識できるかですね。インナーマッスルは4つ、横隔膜、多裂筋、腹横筋、骨盤底筋 から構成されます。頭から上に糸で引っ張られるように伸びていくと、自然と出力されるんですが、姿勢が乱れている時点で出力不可能です。

というよりは、インナー(中心軸)が曲がってしまっているせいで、アウターの筋肉達が一生懸命にこれ以上中心軸が曲がらないように、もしくは折れないように必死に支えているんです。だからまずはアウターマッスルの処理からしないとインナーマッスルは真っ直ぐになりません。

縮こまった筋膜をのばし、使えてない筋肉を出力させ、過労筋を助け、全ての筋肉がバランス良く使われれば、自ずと身体は良くなります。

なのでバランス悪い二足歩行の人間は、頭が発達して良いか悪いかは何とも言えませんが、身体には負担は大きいです。

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